2006年 6月 25日初夏を感じるツーリング

参加人数 : 9名
:(VFR),(750SS),K1200S-o,サンダーキャット,XR250BAJA-h,XR250BAJA-a,XR250BAJA-i, TRX850,KDX200-SR
行程:
   コメリ深谷⇒(K69)→大間々市→(R122)→
(道の駅くろほねP.第2集合場所AM 8:00) →(K62)→沼田大間々線→(K267)→(R120)→片品村(R401)→金精峠→戦場ヶ原→(奥鬼怒林道)→川俣温泉 →川俣湖(K23)→(K169)→大笹牧場→(K245)→(R121)→(R119)→[今市都市緑ひろば]→(R119)→日光市 →(R122)→(R122)→草木ダム

   行き先が谷川岳天神平なのでKDX200-SRをチョイス、天気予報では一日中曇りとの事、 朝7時XR250BAJA-aの自宅で待ち合わせXR250BAJA-iと共に3台で集合場所の道の駅くろほねへ急ぐ。 途中の県道69号線で噂の750SSを従えたバイクの一団に追い着いた。 見慣れぬTRX850がいるが先頭には赤いVFRがいたので、 コメリ深谷に集合した仲間である事が分かりその後に従って大間々市内を抜ける。、 国道122号線に入ってからはフリー走行で、この道は路肩に余裕があり対向車も少ないので、気合を入れればかなりハイペースで走れる。 第2集合場所に到着した時にはK1200S-oが待っていた。 VFRと750SSはここから引き返すので750SSを囲んでしばしバイク談義。
   ビデオカメラをセットしてくろほねを出発。沼田大間々線で勇姿を撮影をしようとしんがりを務めるがカメラがエラーで回らない。 止まって様子を見ていたら追いつかないのでそのまま後を追う、赤城北面道路入り口のガソリンスタンドで給油し ビデオカメラを点検して再チャレンジ、菌原湖の横の県道267号線を抜け国道120号線は大人しく走るが、先頭が予定外に片品村手前のコンビニの駐車場に入った。 坤六峠が全面通行止めの標識が出ていたとの事で、ここで日光方面に予定を変更し、ビデオカメラも完全に動かなくなったので撤収、 後は走りに専念する事にした。
   峠に入るまではXR250BAJA-iを従え全開走行、峠に入ったあたりでXR250BAJA-iが着いて来なくなったがやがてK1200S-oが現れた。 少しの間着いて行こうと頑張ったが、エンジンが中速でモタつき吹け上がらない。ガソリン、オイルとも濃い目にセッティングしてあるの標高が高くなってカブリ気味の様子。 追走は諦めマイペースで峠を越える。トンネルを抜け中禅寺湖が見下ろせる場所で写真撮影、天気は良くないので、ナイスショットとはいかなかった。 そんな事をしている間にみんな通り過ぎて行き戦場ヶ原までサンダーキャットの後をしんがりする。
   まだ10時ぐらいなので戦場ヶ原で行き先を川俣湖として国道120号線を少し戻り奥鬼怒林道に入る、 観光バスに阻まれXR250BAJA-aとXR250BAJA-iが先行し見失ったがそのまま奥鬼怒林道を北上、 舗装はしてあるがトレールには快適なタイトなワインディングで時々出くわす対向車に驚かされながらも スラローム感覚で気持ち良く走れた。 川俣湖までノンストップの予定であったが川俣温泉に架かる橋の所で2台が待っていた。 橋から見下ろす渓谷の絶景に感動する。 県道23号はさっきの林道とさほど変わらない狭さであるがここも快適に走れ川俣湖の寂れたドライブインで小休止。 日頃の雑踏を離れ、山間の湖畔でしばし憩いの時を貪る。
   温泉に入りたい人の要望で湯西温泉へ向って県道を下るが、給油の後雨が降りそうな気配になってきたので大笹牧場に進路を変えて 県道169号線に入る。ここは片側一車線のワインディングで、XR250BAJA-iの後を快適に走れた。大笹牧場で昼食の予定だったが空模様が怪しくなって来たので、 雨が降らないうちに今市市まで下ってしまおうと言う事になりそのまま県道245号線を南下、今市市の街中の緑ひろばで遅めの昼食、 大盛り手打ち蕎麦の味は上々であった。
   自宅の遠いXR250BAJA-hはここから高速道路で帰るとの事で別れ、最終地点の道の駅くろほねへ向かう。 バイクに乗り始めた頃ソロツーリングで通った記憶のある杉並木を抜け、3度目の給油をして国道199号線を日光で国道120号線に、その後の国道122号線は、 XR250BAJA-iとKDX200-SRはフリー走行で、その他は取り締まりを警戒して車の流れに沿っての巡航となったが。 KDX200-SRはオイルの警告ランプが点いていたので、 途中で停止してオイルの補充をしているとみんな追いついて来た。 再出発して少し行くとXR250BAJA-iも路肩に止めて待っていた。 暫くは流れに沿って走ったが、XR250BAJA-iが追い越して行ったのでその後を追う。 全開走行では2サイクルのKDX200-SRが有利で、先頭を走る事になったが、草木湖の所で道の駅くろほねよりもこちらの方が良いと思い路肩に止めて 草木ダムにみんなを引き入れる。ここを最終集合地点として懇談し、またの再会を期待して帰路に着いた。
  

番外編(利根川の怪)
   帰り道、XR250BAJA-i、XR250BAJA-a、KDX200-SRの3台で利根川に架かる新上武大橋を渡った所で、 近くに河川敷でモトクロスをやっている場所があるから行って見ようと言う事になり川原に乗り込んだ。 土手から見渡したり草むらに踏み込んだりして探したが見つからない。車の轍に沿って川縁に出ると ちょっとした広場があり椅子が数個並んでいた。そこを過ぎて人の背丈以上ある笹の間をさらに進んで行くと 轍はだんだん狭くなりやがてバイクが通るのがやっとになった。先頭のXR250BAJA-aが「エンジンの音がする」 と言って何かに引き寄せられる様に奥へ踏み込んで行く。一度止まって「ほら、2サイクルエンジンの音がする」と言う。 「それは俺のじゃないのか」と言うと「いや違うもっとモトクロッサーみたいな、エンジンを止めて。」と言うのでKDX200-SRのエンジンを止めると、 確かにペンペンという2サイクルモトクロッサーの音がする、それも近くで2台走っている様な。さらに踏み込んで行くと轍は両側から草で覆われそれ以進めなくなった。 「無理だ引き返そう」と言い藪を掻き分けてバイクを反転させ引き返す。進む時には気付かなかったが、藪の中に捨ててあるにしては 妙に汚れていない自転車が鞄と共に放り投げられていた。藪から抜け出し椅子の並べてある川縁を抜けて土手まで戻り、 今行った辺りを眺め回すが、ただ草が茂っているばかりでモトクロスをやっているどころか、バイクや人が入って行けそうな気配すら無い。 遠くの土手にバイクが2台いたので近付いて見たが4サイクルのXR250だった。 さっきのはいったい何だったのだろうかという疑惑を残しながら、刀水橋まで遊び回り利根川を後にした。

   後で考えたのだが、こんな雲の厚い日には、遠くの音がま近で聞こえる事があるというのをテレビで見た事がある。 どこか遠くでやっていたモトクロスの音がすぐ近くの様に聞こえたのだろうか? 自転車で釣りに来た人が藪の中に迷い込み、得体の知れない音を聞いて恐怖を覚え自転車と鞄をを放り出して逃げて行ったのかも知れない。